謝罪文

============= ============= 謝罪文。「stap細胞事件」、及び「hpvワクチン問題」、「きのこ組」告訴問題など関連して、片瀬久美子氏に対して、誹謗中傷する記事を、ブログ、Twitter、Facebook、メルマガに投稿しましたが、この…

■杉田俊介の「ロスジェネ芸術論」を読む。

文芸評論家の富岡幸一郎が、産経新聞のコラムで、「沖縄集団自決裁判」について、「何故、文芸誌は沈黙するのか」と、「文芸誌の沈黙」を糾弾していたが、たしかにその通りで、「沖縄集団自決裁判」はその主役が大江健三郎であり曽野綾子であるということか…

■情報から思想へー「日本保守主義研究会」の「澪標」の試み。

昨今の文学や政治は金儲けや出世、権力欲、名欲に直結して語られることが少なくない。しかし、文学も政治もそんなに卑俗な現象にのみに関わるものではない。むしろ、文学も政治も人間存在の根源に関わっているのであり、それはきわめて観念的で、非合理、且…

■ニッポンの小説はどこへ行くのか

■ニッポンの小説はどこへ行くのか 「文学界」四月号に、古井由吉や筒井康隆等のベテランから島田雅彦、車谷長吉の中堅、そして本年度前半期の芥川賞を受賞したばかりの新人・川上未映子まで、総計11人の現役作家たちが集合し、大座談会を行っている。題は「…

■新人賞が現代日本文学を救う。● 深津望「煙幕」(「群像」小説優

■新人賞が現代日本文学を救う。 現代日本文学が停滞、沈滞、地盤沈下の渦中にあることは否定できない。それは、小説などの本が売れないということもあるが、おそらくそれだけではない。停滞、沈滞、地盤沈下の本当の原因は、本の売れ具合とか、若者達の活字…

■文学は政治である。■ 「中国問題」で村上春樹を読み直す

山崎行太郎の「月刊・文芸時評」 山崎行太郎 ■文学は政治である。 芸術至上主義者は、自分の小説や批評は、たぶん政治と無縁であると言いたいかもしれないが、その言い方は間違っている。政治をどんなに嫌っても、どんなに頑強に政治に背を向けても、政治的…

■「群像」編集長交代劇について 。■文学好きの精神科医に文学はわ

山崎行太郎の「月刊・文芸時評」 ■「群像」編集長交代劇について 伝統的な「創作合評」欄や匿名コラム「侃侃諤諤」欄を廃止し、装丁も一新するなど、「群像」の大幅な改革と刷新を目指していた編集長が、志半ばで突然、解任され交代させられたらしい。わずか…

■西村賢太『けがれなき酒のへど』は文句なく今月一番の傑作だ。

「月刊・文芸時評」≪「月刊日本」12月号掲載≫ ■飯尾憲士と水上勉・・・・・・どっちがホンモノの作家か? 先月に続いて死亡記事関連で恐縮だが、飯尾憲士という作家が今夏、亡くなったらしい。「らしい」というのは私はこの作家についてこれまでその実像をあ…

■浅田彰は、柄谷行人の「空洞化」を賛美しているだけだ。

山崎行太郎の「月刊・文芸時評」 ■小笠原賢二という生き方。 小笠原賢二という文芸評論家が亡くなった。58歳だった。 とは言っても、小笠原賢二という文芸評論家がどれだけの社会的知名度があり、どれだけの文学的評価を受けていたのか……、簡単にわかること…

■芥川賞受賞作『介護入門』をどう読むか。

山崎行太郎の「月刊・文芸時評」 ■芥川賞受賞作『介護入門』をどう読むか。 すでに本欄でも取り上げ、それなりに高く評価していたモブ・ノリオの『介護入門』が新しい芥川賞に選ばれた。今回の芥川賞の候補には、他に新鋭作家として私が最近高く評価している…

■「長崎少女殺人事件」と「ネット罪悪論」(7月号)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 山崎行太郎の「月刊・文芸時評」(「月刊日本」7月号) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■「長崎少女殺人事件」と「ネット罪悪論」 かねてから少年犯罪に着目し、しかも文学と犯罪を同じような人間の存在論的行為とみなしてきた秋山駿が、今…

■政治家は、なぜ、もっとも小さな問題でつまずくのか。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 山崎行太郎の「月刊・文芸時評」(「月刊日本」6月号) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■政治家は、なぜ、もっとも小さな問題でつまずくのか。福田康夫官房長官に続いて菅直人民主党代表も年金未納問題で辞職を余儀なくされた。おそらくこれ…

■文壇的な社交よりも文学精神を優先せよ!(「月刊日本」五月号)

■文壇的な社交よりも文学精神を優先せよ! =========================== 私が、最近、注目している笙野頼子、柳美里、それに新人の絲山秋子の三人の女流作家が、それぞれ個性的で挑発的な作品を発表しているので、この三人について書いてみよう。というのは、…

■山崎行太郎の『月刊・文藝時評』 【「月刊日本」4月号】

山崎行太郎の「月刊・文芸時評」4月号 > > ■小泉も菅も、なぜ、外野席の男・高杉晋作に改革者の理 > 想を見るのか? > > 19歳と20歳の芥川賞作家誕生で100万部以上も売れた >という「文藝春秋」3月号に、芥川賞騒動とは無縁だが、かな >り面白い批評…